「気ままに、ちょっとおすすめ。」
今回は、北海道の東端にある「知床半島（しれとこはんとう）」をご紹介します。
世界自然遺産にも登録された、野生と静けさが生きている場所。
街のにぎわいから離れて、自然のリズムに耳をすませたくなるような風景が広がっています。
キマッシーが、ゆるくご紹介します🌲
※この観光地は、こちらの記事で紹介した中のひとつです
👉 [一度は行ってみたい！日本の観光名所10選｜気まま旅の入り口に 🧭]
知床半島ってどんなところ？
知床半島は、北海道の東側に突き出た細長い半島で、
その大部分が「知床国立公園」として保護されています。
2005年にはユネスコの「世界自然遺産」に登録され、
原生林や断崖、滝、そしてさまざまな野生動物が生きる“人の手が入りすぎていない自然”が評価されました。
「自然と共にある」というより、「自然の中に人が入れてもらっている」ような感覚。
そんな場所です。
五湖を歩く、静かな時間
知床の代表的な観光スポットといえば「知床五湖」。
原生林の中にある五つの湖を、静かに歩いてまわれる散策コースです。
地上遊歩道と高架木道があり、時期や条件によってコースは変わりますが、
どちらもゆっくりと自然に溶けこむように歩ける道です。
湖面に映る空や山々、木々のざわめき、遠くの鳥の声。
目の前の景色というよりも、「耳」と「空気」で感じる旅になります。
野生動物とすれ違うということ
知床では、ヒグマやエゾシカ、キタキツネなどの野生動物と出会うこともあります。
とくにヒグマは生息数も多く、野生下での暮らしが守られています。
ヒグマとの共生を目指し、現地ではガイドツアーや知床自然センターでの情報提供も充実しています。
正しい知識を持って自然の中に入ることで、自分も動物たちも安心できる距離感が生まれます。
遊歩道を歩く前にはレクチャーを受けることもあり、
ときには道が閉鎖されていることも。でもそれも、自然との距離を大切にしている証。
人が自然を見に来ているというよりも、
「自然のそばにいさせてもらっている」ことを実感できる、ちょっと特別な場所です。
知床岬とクルーズの楽しみ
陸路では行けない知床岬は、観光船でのクルーズが人気。
海から見上げる断崖絶壁や、ポツンと流れ落ちる滝の景色は迫力満点です。
運がよければ、クジラやイルカの姿が見られることも。
船の上で風に吹かれながら、大きな自然の中にいる感覚を味わえます。
一方で、岬の手前にあるウトロ温泉では、
旅の最後にゆっくりお湯につかりながら、夕陽をながめる贅沢な時間も。
こんな人におすすめしてみたい
・都会の喧騒を離れて、深呼吸できる場所を探している人
・自然とふれあいながら、自分のペースで過ごしたい人
・「何もしない時間」を、静かに楽しめる人
知床半島は、派手な観光施設はないけれど、
一歩ふみ出すたびに、心がすっと静まっていくような不思議な場所。
旅というより、「自然の中で過ごす時間」を味わう場所かもしれません。
これで、ふんわり旅のご紹介はひと区切り。
また気が向いたときに、のんびり読みにきてくださいね☺️